湯冷ましの正しい作り方は?ケトルで安全・簡単な方法を解説
はじめまして、あー(夫)です。僕の投稿は初めてです。というか、二人ともなかなか記事を書かないまま、早くも半年近く経ってしまいました…。その間、本当にいろんな事がありましたが、その話はまた別の記事で…。
さて、今回は日々の子育てが少しでも楽しく、スムーズに進むようにと、「湯冷まし」についてお話ししたいと思います。「湯冷まし、聞いたことあるけど、具体的にどんなメリットがあるの?」と思われる方も多いことでしょう。この記事では、ケトルを使って安全かつ簡単に湯冷ましを作る方法について詳しく説明しています。
毎日ミルク作りは大変ですよね。でも、ちょっとした工夫や知識で、日々のルーチンがぐっと楽になることもあります。この記事を読むことで、少しでも毎日の育児がグレードアップすると嬉しいです。
湯冷ましとは
そもそも「湯冷まし」とはなんでしょうか?
湯冷ましとは、文字通り沸騰させたお湯を冷やしたもの、つまり「白湯」を少し冷やしたバージョンです。赤ちゃんにあげる時には、体温と近い大体35℃〜37℃くらいの温度に冷まします。
湯冷ましは昔から育児に活用されてきました。特に昔は、お風呂あがりや暑いときなど、母乳やミルクだけではどうしても水分補給が足りないと考えられていました。そんなときに湯冷ましを飲ませていたんですね。
しかし最近では、母乳やミルクだけでも赤ちゃんの水分摂取は十分だとされているので、水分補給の一環で湯冷ましをあげることは少なくなっています。
とはいえ、湯冷ましは今でもとても便利な存在です。特に、ミルクを作る時に湯冷ましを利用するととても作りやすくなって便利です。沸騰したお湯だけを使うよりも、短い時間で安全なミルクを準備できるので、忙しいママ・パパの強い味方になってくれますよ!
ケトルを使った湯冷ましの作り方
それでは、ケトルを使った湯冷ましの基本的な作り方をご紹介します。
1. 沸騰させる
まず、ケトルに水を入れて沸騰させます。使用するケトルは一般的なケトルで大丈夫です。
雑菌をしっかりと殺菌するために、ちゃんと沸騰させるまで待つことが大切です。(沸騰前にスイッチを切らない)
2. ボトルやポットに移す
沸騰させたお湯を、十分に消毒されたボトルやポットに移します。雑菌に汚染されないよう、ボトルやポットの消毒はきちんと行っておきましょう。
3. 適度に冷やして完成
移したお湯を冷まします。そのまま自然冷却でゆっくりと冷ます方法と、冷水にボトルやポットを浸して急速に冷ます方法があります。時間がない時や、すぐに使いたい場合は、氷水に浸して冷やすとよいでしょう。
以上が、ケトルを使った湯冷ましの作り方です。意外とシンプルで、時間はかかりません。ケトルを使うことで、短時間でたくさん湯冷ましを作ることができるため、このあと見ていくミルク作りでも時短につながります。
ポイントは、お湯を移す際や冷却する際は、細菌感染を防ぐための消毒を怠らないようにすること。手軽に作れる分、赤ちゃんの体調に悪影響しないよう、よく注意しながら湯冷ましを作りましょう。
ケトルでのミルクの作り方
それでは、ケトルで作った湯冷ましを使ってミルクを作る方法を見ていきましょう。注意点を抑えておけば、手間なく安全にミルクを作ることができます。
- ステップ1:まずは、ベビーボトルにミルクの粉を必要な分量だけ正確に入れます。入れる量は製品ごとに決められている分量にしましょう。
- ステップ2:次に、ケトルで沸騰させた80度以上の熱湯を、哺乳瓶に半分の量だけ注ぎます。熱いお湯で粉ミルクをしっかりと溶かすことで、雑菌を除去し、安全なミルクを作ることができます。そのため、最初に注ぐのは湯冷ましやぬるいお湯ではNGです。
- ステップ3:哺乳瓶のキャップをしっかりと閉め、よく振ってミルクの粉を溶かします。熱いので、瓶を横に振るようにして溶かしていきます。キャップをしっかり閉めることを忘れずに!
- ステップ4:もう半分量、先ほど作った湯冷ましを加え、ミルクが人肌になるまで冷まします。赤ちゃんが飲みやすい温度は、手の甲で触れてみて、「ぬるっ」と感じる程度が目安です。熱すぎると赤ちゃんがやけどしてしまいます。温度調節には十分注意しましょう。
これで、ケトルで作った湯冷ましを使ってミルクが作れました。湯冷ましを使う分、通常よりも早くミルクを作れます。
手順は簡単ですが、確認すべきポイントもいくつかあるので、注意深く作っていきましょう。
湯冷ましの保存について
効率の観点では、一度に多めに湯冷ましを作っておいて、湯冷ましを作る手間を少なくしたいですよね。それでは、湯冷ましを作ったら、どのように保存するとよいでしょうか?
湯冷ましの保存方法は主に2つ、常温で保存する方法と冷蔵庫で保存する方法があります。
常温で保存する場合
湯冷ましは基本的に密閉容器で保管します。冷やし終わったら、きちんと密封して置いておきます。
室温で置いておく場合は秋・冬は6時間以内に使い切るようにします。春・夏の暖かい季節では、あまり長時間室温で置いておくのはおすすめできません。一度沸騰した水は、カルキが減少しているので、菌が繁殖しやすい環境です。そのため、時間が経つと細菌が繁殖する可能性があるので、6時間以上経過したものは新たに作り直す方が安全です。
冷蔵庫で保存する場合
湯冷ましは、作ったらすぐに密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。こちらの場合は、24時間以内には使い切るようにしましょう。
毎日忙しい中で、湯冷ましをあらかじめ作っておくと、その都度煮沸する手間が省けてとても便利です。なんといっても、ミルクを作るたびに長い時間のかかる湯沸かしの必要が無くなるのは、大きなメリットですよね。上記のポイントを守って、安全に活用してくださいね。
湯冷ましで気をつけたいこと
最後に、湯冷ましを上手に活用するために注意したいポイントを解説します。
水道水とケトルの注意点
水道水に含まれるカルキやトリハロメタンは、ケトルで沸騰させるだけでは除去できません。これらを除去するにはヤカンなどで10分以上煮沸して湯冷ましを作る必要があります。
水道水をそのままケトルで沸騰させて湯冷ましを作っても十分に安全といわれていますが、上記のトリハロメタンは発がん性物質とされていますから気になる方も多いでしょう。気になる方は10分以上煮沸させて湯冷ましを作るのがよいでしょう。これが面倒な場合は、ウォーターサーバーを使うのも手軽でおすすめです。
湯温に注意しよう
ミルクを作る際は、お湯の温度に注意しながら作りましょう。
最初にミルク粉を溶かすお湯は、最低でも70度以上のお湯を使う必要があります。これはミルク粉に含まれている雑菌を除菌するため。とはいえ、熱すぎるお湯はミルクの栄養素を壊す原因になるため、90度以上の熱湯はやめましょう。
ミルク粉を溶かした後に入れる湯冷ましは、十分に冷やした後のお湯で問題ありません。
湯冷ましは適量を入れよう
湯冷ましを多くあげても赤ちゃんの体に悪いわけではありませんが、ミルクの栄養素が薄まってしまうため、湯冷ましの入れすぎには注意しましょう。湯冷ましの投入量は半分くらいが目安です。
まとめ
湯冷ましは赤ちゃんの水分補給だけでなく、ミルク作りにも役立つ便利なアイテムです。ですが、湯冷ましを作る上では、細菌の繁殖を防ぐための衛生管理や、適切な温度管理など、様々なポイントがあります。
今回は時短テクニックにもなる湯冷ましの作り方をご紹介しましたが、なによりも、赤ちゃんの健康と成長が最優先です。時には多少手間がかかっても、赤ちゃんに合った食事を作れたほうがいいこともありますよね。そのバランスを見ながら、毎日のミルク作りの効率化ができると嬉しいです。一緒にミルク作りを頑張っていきましょう!